英語習得に向けて無駄や回り道をたくさんしてきたけれど、今となっては、何が無駄で何が効果的か、的確に見極めができる。
先生は昔から英語が良くできたんですか?先生は頭がいいんでしょうね!などとコメントする生徒がいる。そういうコメントが欲しいから教職に就いたわけでは全然ないが、習っている生徒が、素で、そう思って、そのようにコメントしたというのは、感じ取れる。
新しい言語を学んで、新しい考え方ができるようになる。できると言っても慣れ親しみがないから、たどたどしい。でも、確かにできる。それを、講師がヒントを出すことで、たどたどしく、時間がかかっていたものが、短縮される。こういった経験をどんどんしていくので、充実感以上に、啓蒙感があり、それが、生徒達の活き活きとした表情を作っているんだと思う。
わたくしは、別に頭がいいのではなく、英語で考えるということと、その仕組みを理解させ、それを使えるように指導することに慣れていると言った方が、いいかもしれない。授業をして、10を聞いて100を知るような洞察で英語を習得する生徒がいる。頭がいいんだなぁと教えている方が感心する。だけど、その頭のよい生徒は自分の高いIQの土俵の上で考えるから、まだできていない人に、それを教えようとすると、なかなか、理解させられないということがある。天才講師が天才生徒を教えるのはOKだが、天才講師が普通の生徒を教えるには、難しく、「先生って頭いいね」と言われて、アウトになる。
今となっては、人気講師(自称)だが、そこに行きつくまでに、どれくらいの費用がかかったことか。高校生の時には英語の本もたくさん買ったし、塾にも通って、英会話にも行って、万全かと思って、留学したら、まるっきり役に立たないことばかりをしてきたことに気づいて、勉強法から根本的にやり直し。英語に費やした金額は余裕で1500万以上。そのうち半分が無駄遣い。留学先では環境に恵まれ(!?)実力が飛躍した。
しかし、知ることと教えることとは別物「To know is one thing; to teach is another.」なんて例文も、参考書にはよく出てくるが、まさにその通り。英語の思考回路を身につけてきたプロセスを分析して、理由づけし、例文も提示し、一緒に考えて例文を作らせ、応用し、馴らしていくというプロセスを踏んでもらうための指導技術は、余裕で5年はかかった。
英語習得に向けて無駄や回り道をたくさんしてきたけれど、今となっては、何が無駄で何が効果的か、的確に見極めができる。
「良いワインにラベルがいらない。」と同じく、広告や宣伝の費用をつかわないから、外見のイメージは、おぼつかないけど、別にそれは重要なことではない。
英語学習が、「英語ができる!」という状態になるのに、時間とお金を無駄遣いしないように、先人の知恵がお手伝いします。
また、英語は得意だけど、生徒がついてくる授業ができるかどうかは心配だという人には、ART英会話教室起業経営コンサルタントの英語講師養成講座でも、人気講師の授業の秘訣を教えています。